【S6最高2034】激流ゲッコ&脳筋テテフの「思考停止」対面構築【最終2009】

S6お疲れさまでした。さぶうぇいと申します。

 

 記事を投稿するのは初めてですが、S6で使用した構築を記念に残しておきたいと思います。今期はTNえのきROMをメインに潜っておりました。

 

 構築名の「思考停止」は激流波乗りや眼鏡サイキネを連打しているのがきもちよかったからです。実際には少しは考えます。

 

目次

1.構築経緯

2.個別紹介

3.選出

4.苦手な並び

 

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1.構築経緯

 7世代の対面構築といえばガルミミガッサが一番有名で、S5では実際に自分も構築を真似して使っていたが、初手のコケコのボルトチェンジから裏のポケモンキノガッサに対してはメタグロスミミッキュに対しては霊獣ランドロス)につながれると、数的優位をとられてしまい、そのまま力負けしてしまう場面があり、自分には使いこなすことができなかった。

 そこでS5で結果を残した対面構築を探っていたところ、初手のコケコ展開に強く出れる、襷激流ゲッコウガに注目して構築をスタート。エースのメガ枠には環境に多いカバルドンでストップしてほしくなかったのでメガリザードンYを採用。思考停止でZ枠にはミミッキュを採用した。ゲッコウガ展開ができないときの初手要因として、眼鏡カプ・テテフを採用した。そこまではすんなりと決まったのだが残りの3枠は試行錯誤し、最低限のサイクルを回すクッション役のカバルドン、受けまわしを破壊するグロパンガルーラを採用。

 最終的に本構築は初手のテテフゲッコからメガ枠のリザとガルーラやZのミミッキュを通す対面的な構築として完成した。

2.個別解説

(※解説は構築に採用した順番となっております)

 

ゲッコウガ@きあいのたすき 

 Sugimori 658.png

性格:控え目

特性:激流

147(0)-X-88(4)-170(252)-91(0)-174(252)

波乗り/水手裏剣/悪の波動/挑発

 

 メガリザYやカバルドンカプ・テテフの後発では相性が悪いため基本的に初手運用しかしなかった。

 対面構築を使っていると異常なほど初手コケコ率が高い。よくいるカプコケコ+ランドロスメタグロスという構築では初手コケコからのボルチェンでグロスを出すという動きをよくされるのだが、そのグロスに対してメガ前激流波乗り+メガ後激流手裏剣3発で基本倒すことができる。(2発は知らない)

 裏からグロス以外の鋼(テッカグヤナットレイ)が出てきたときは挑発をうちつつ、リザをあと投げすることにより二トチャの起点にできる。

 ランドバシャカグヤに対してもランドを波乗り手裏剣で処理、メガバシャーモは激流手裏剣4発で処理、テッカグヤに対しても挑発波乗りで削りつつ、裏の圏内に入れてつなげることができるので本当に刺さった。ちなみに終盤流行ったらしい初手のタスキテテフにも対面で殴り勝てる。

 まちがいなく1900帯まではMVPだが、1900帯以降ではポリ2レヒレが並んだ刺さらない構築が多く、しかも謎に激流ゲッコが流行りだしたこともありお留守番も多かった。

 世界一テテフにサイキネを打たれる悪タイプポケモン

 

 

リザードン@メガストーンY

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性格:控え目

特性:猛火→日照り

メガ前 173(156)-87(0)-114(128)-156(100)-105(0)-136(124)

メガ後 173(156)-105(0)-114(128)-211(100)-135(0)-136(124)

だいもんじ/めざめるパワー氷/ニトロチャージ/ソーラービーム

(B30の王冠未使用、Aは妥協個体)

 

HB:陽気ガブの岩石封じ6.3%の乱数

  陽気メガマンダの捨て身確定耐え

  ミミッキュの霊Z+かげうち確定耐え

 C:無振りガブをめざ氷で確1

 

 構築のエース

 調整はニトチャリザYの有名なものがベースだが色々と甘えている。

 構築にカプ・テテフを採用することで嫌でも読んでしまう鋼タイプに強く出れるポケモンかつ、トップメタのミミッキュにも強く出れる。

 激流ゲッコと日照りはアンチシナジーだが、基本的に初手にリザを投げることはないので困ることは少なかった。ゲッコウガの水手裏剣で削れた相手をニトロチャージの起点にしていくことが基本的な流れ。

 初手のテテフに対しゲッコウガは基本勝てるが、テテフがスカーフだと殴り負けてしまう。ムンフォでこだわったテテフをニトチャで起点にしていくこともできる。

 ゲッコウガが初手のステロ巻きを牽制してくれたおかげで非常に動かしやすかった。(無理にステロをまいてくるのであればゲッコウガを通せる)

 構築で呼びやすいカバルドンやレヒレにも強く出れるのもよかった。

 ポイマを使ってもったいなかったのでずっとだいもんじを採用していたが、耐久振りミミッキュの処理は困っていないこと、HP満タンのテテフを相手することはなかったことから放射でもよかったかもしれない。だいもんじは当てればつよい。

 

 

 

ミミッキュ@ゴーストZ

 Sugimori 778.png

 

性格:意地っ張り

特性:化けの皮

131(4)-156(252)-100-X-125-148(252)

シャドークロー/じゃれつく/かげうち/剣の舞

 

 7世代最強ポケモン

 準速の理由はミラーとキノガッサ意識。

 相手は間違いなく鋼タイプを選出してくるのでそこに霊Zが刺さった。妖Zではなく霊Zでの採用は間違いなかったと思うが、いささか思考停止で採用してしまった感じは否めない。受けまわしや害悪戦術が重かったので呪ッキュでもよかったかもしれない。

 しかしこんな雑な採用でも期待に応えてくれるあたり7世代最強ポケモンたる所以かもしれない。

 

 

ガルーラ@ガルーラナイト

 Mega-Kangama

性格:意地っ張り

特性:肝っ玉→親子愛

メガ前 181(4)-161(252)-101(4)-X-103(20)-139(228)

メガ後 181(4)-194(252)-121(4)-X-123(20)-149(228)

ギガインパクト/いわなだれ/ほのおのパンチ/グロウパンチ

 

BD:ダウンロード対策

S:準速ミミッキュ抜き

 

 こっちは6世代最強ポケモン

 採用理由は受けまわしに強く出るため。

 ギガインパクトの威力はすさまじく、+2でクレセリアカバルドン、+1でメガボーマンダもとばすことができる。

 いわなだれミミッキュ意識での採用だが、何度もHIRUMIを引いて無償突破してくれた。受けループもこのポケモン1体で崩壊させることができる。

 調整は参考元からそのまま採用したが、準速ミミッキュ抜きで同速勝負になったこともあったのでDを1削り、Sに回しても良かった。

 役割を絞ることにより、ふいうちを切って困ることはなかったが汎用性は低いため選出率は低め。もう少し活躍させられた気がする。

 

 

カプ・テテフ@拘り眼鏡

Sugimori 786.png 

 

性格:控え目

特性:サイコメーカー

175(236)-X-109(108)-187(156)-136(4)-116(4)

サイコキネシス/サイコショック/ムーンフォース/シャドーボール

 

HB:特化メガガルの捨て身耐え

  特化メガバシャーモフレアドライブ耐え

  特化ミミッキュのZじゃれつく耐え

HD:C211のメガリザYの晴れだいもんじ確定耐え

 C:余り

 

 2000に上がれたのは間違いなくこのポケモン採用のおかげ。 

 初手に出して相手のメガポケモンの攻撃を一撃耐えて数的優位をとっていける。構築でメガギャラが非常に重いが、このポケモンを無理やり後投げして、+1滝登りを耐えて切り返していくこともあった。

 初手のボルチェンからの鋼を受けだす流れも、H振りテッカグヤが超低乱2発なため急所やDダウンを引けば無償突破できる。メタグロスギルガルド受けだしもタイミングが読みやすいので積極的に交換読みシャドボを打っていける。

 このポケモンゲッコウガが出せないポリ2+水妖などの並びに刺さるため、上手いことゲッコウガとの住み分けができていたように思える。

 ガッサが重いためSラインを上げようと悩んだが他への対応が弱くなると考え実行はしなかった。環境に準速ガッサしかいなければ、Cを削ってSを123まで上げるのはよいと思う。かわいい。

 

 

カバルドンゴツゴツメット

Sugimori 450.png

 

性格:腕白

特性:すなおこし

215(252)-132(0)-187(252)-X-93(4)-67

地震/あくび/こおりのキバ/なまける

 

 ふつうのHBゴツメカバルドン

 カバリザの相性よりも、テテフがメタグロスと対面したときの引き先として採用。

 このポケモンと高火力のカバルドン対策のポケモンゲッコウガジャローダ)とが対面してしまうと一気に崩されてしまうので、役割対象に受けだした後、安易になまけるを押さないように気を付けた。(カバリザに出てくるジャローダはもれなくZ破壊光線かめざ岩もちだった)

 あくび連打するとレヒレがよくでてくるが、相手の水技に対しテテフを受けだすと、フィールドが変化しレヒレは眠ってしまうのがよく決まった。(テテフはレヒレの水Zを耐えるので安定行動)

 対策を切っているパーティはなかったが、メタられた環境でも結果を出すあたりはさすがといえる。草結びグロスは事故。

 

2.選出

 相手のパーティーを見て臨機応変に対応していく必要があるのでここで述べるのは基本選出が決まっている場合のみである。

 

①ランドバシャカグヤポリZギャラドス(積み展開)

こちらの選出:ゲッコミミッキュテテフ

 相手の選出:ランドバシャ+1 

 

初手ランドをゲッコウガで仕留める。相手のランドは岩石爆発ステロのどれか。

 

爆発ステロ→激流状態で殴っていればそのまま勝てる。ギャラの積みの起点は挑発で阻止する。

岩石封じ→ポリZorギャラドスの場合は挑発+波乗りで1積み以上は許さないようにする。1積みまでならテテフが攻撃を耐えるので耐えて殴る。あとはミミッキュがなんとかする。

 

リザを見ると間違いなくランドから入ってくるし、動き方が決まってて激流ゲッコが一番輝けるこの構築が相手していて一番楽だった。

 

②カバリザグロスコケコテテフ

こちらの選出:(ⅰ)テテフカバ@1

       (ⅱ)ゲッコミミッキュリザ

 

 相手の選出(A)コケコグロス+テテフやゲッコ(カバに強く出れるポケ)

      (B)テテフグロス+物理受けのカバやランド

 

取り巻きを見てテテフが通るパーティかゲッコウガが通るパーティかを見極める。

 

(ⅰ)の選出

 (A)の選出では初手コケコからボルチェンでグロス降臨パターンが多かったので、初手コケコ対面で積極的に交換読みシャドボを打つことができた。グロスさえ倒せば、カバを雑に扱い、拘り解除したテテフのサイキネ連打で勝てる。

 (B)の選出では相手のC特化テテフのムンフォは41.8%の乱数2発だが、環境に臆病が多かったのかそのままテテフで殴り勝てる場面が多かった。グロスが出てきてテテフが倒されても、カバルドンであくび連打からの、リザのニトチャ起点で倒せる。

 

(ⅱ)の選出

 (A)の選出では前述通りゲッコウガグロスとコケコを削りつつ、ミミッキュで詰めていく。

 (B)の選出ではテテフにゲッコウガが殴り負けても、そのときはムンフォで拘っているときなのでニトチャリザYで全抜きできる。ゲッコウガがテテフを突破してそのままグロスに突破されたときも、リザを死に出ししてグロスとの対面を作る。相手視点ではXを考慮すると雷パンチは打てないので、思念から入ってくることが多いのだが、ここで怯まずニトチャ文字をあてれれば勝ち。(一応雷パンチを打たれてもリザは確定耐え)岩石封じとグロスのHIRUMIは非考慮の動き方なので自覚次第な立ち回り。

 

③ポリクチミミッキュガッサ(クチート軸)

こちらの選出:(ⅰ) テテフカバリザ(初手ポリ2読み)

       (ⅱ) ゲッコリザ@1(初手ガッサ読み)

 相手の選出:ポリ2クチートガッサが多いが選出は多様

 

 この構築の鬼門。ゲッコウガの選出を抑制するポリ2と、テテフの選出を抑制するガッサの存在が厳しい。両者が共存している場合は完全に気分でどちらかを選んで選出していた。

 (ⅰ)の選出

 初手ポリ2に合わせてテテフを投げサイキネ連打していく。ガッサがきたら最速起きを祈るしかない。草枠がジャローダならば安心してこの選出をしていく。裏から出てくるガッサはカバの砂で襷を削りつつリザで対処できる。

 (ⅱ)の選出

 初手のガッサをゲッコウガで削り、裏のリザのニトチャの起点にする。裏次第では全抜きできる。(全抜きできるかは諸説)

 ポリ2がいないクチートスタンはゲッコウガ始動が多かった。

 

④受けループ

こちらの選出:ゲッコウガガルーラテテフ

 相手の選出:ドヒドイデエアームド+ラッキー(テテフを受けれるポケモン

 

 基本的にはこの選出しかされなかった。初手のゲッコウガの挑発+悪波+なみのり

相手はドヒドイデとラッキー(ベトンやバンギの場合もあり)でくるくる再生力を駆使して削ってくることが多かった。最終的にゲッコウガはラッキーに突破されるのだが、そのラッキーをグロパンの起点にする。すると相手はムドーを投げてくるので雪崩+炎パンで突破。そのままガルーラでタコ殴りにしてればイージーウィンできた。ガルーラが一番活躍するのは受けル相手。

 

3.苦手なポケモン

 最後に相手するのが難しかったポケモンを軽く紹介。

キノガッサ

 基本的にガルーラ以外対面で勝てない。そのガルーラに汎用性がなく1:1交換されるのが関の山だったのでつらかった。(1度雪崩を不意打ち、ギガインパクトを捨て身に変えたらムドーに削られ、速いグライに倒されたので今の技構成に直した)

 基本的にはゲッコで削りニトチャの起点にする流れをとるが、裏にヒードランなどリザの選出抑制がいると2体目にミミッキュを置くしかなかった。こういうときはサイクルできない構築なので大概負けます。

 

カプ・ブルル

 このポケモン自体はリザの餌。問題はドランやドヒドイデなどリザが出せないポケモンと組んでいること。対面ですべてのポケモンが殴り負けるこのポケモンにはこちらの選出をゆがめざるを得なかった。

 あとたまにゲッコウガに後投げしてくる不届きな1700台もいたので非常に不快。

 

③受けまわし構築

 単純に自分のプレイングが下手でガルーラを使いこなせなかったのが原因かもしれない。低速受けまわしのなかに一匹メガゲンみたいな高速ポケモンがいたときの処理が難しかった。

 自分のプレイングを嘆いていても仕方がないが、ミミッキュやガルーラの枠や技構成を少しいじれば勝率もあがったかもしれない。

 

4.最後に

 ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 今期は1900まではスムーズに上げられたのですが、そこから伸び悩んで苦しいシーズンとなりました。転機となったのは眼鏡テテフの採用で、採用後は2000までスムーズに上がっていけました。

 

 最終日に2002から潜り始めたのですが、2連勝した後、18帯のマンタインに眼鏡テテフのショックを耐えられ混乱実発動ミラコ返し、死に出しミミッキュの霊Z耐えて熱湯一発やけどと、自分でも書いてて見事なくらいマンタインにやられてしまい25吸われて萎えて撤退しました。それでも久しぶりに2000帯で勝負ができたのはとてもよかったです。

 

 USMではリアルの都合もあり全シーズン潜れることは間違いなく不可能ですが、せっかくtwitterを始めて多くの方と知り合えたので、可能な限り、レートに潜っていきたいと思っております。それでは皆さんUSMでもよろしくおねがいします。